福岡・博多での1日の最後の食事は「
おむすび村」へ行くことにしている。
初めて博多を訪れた時に、友人に連れて行ってもらってからの
年1回行けるかどうかのペースだけど、食事の最後は「おむすび村」へ。
今年初めてなので、行ったら近くに移転して、キレイになっていたので驚き。
カウンターだけの店だったけど、新しいお店にはテーブル席もあった。
食事の最後なので(デザートと違うけど)、多くは食べられない。
けれど、お腹に入るのがどのくらいかを考えて、おにぎりメニューから
じっくり選ぶ。この選ぶ時間も楽しいものなんだよ。
ほとんどの種類を食べたけと思うけど、必ず頼むのは「広島菜」のおにぎり。
(写真左)
握ったおにぎりを広島菜で包んだもので、あっさりとして、
葉っぱの歯応えと味が何とご飯と合うことか。
多くの人が頼んでいるのも頷ける。
おにぎりを口に入れて、ほわりとくずれる空気感と、
ほんのちょっとだけ舌に残る塩の粒感が絶妙で、
おにぎりという商品を商売にできる最大の要因のように思う。
以前握ってくれた方から、いつからか新しい方になり(その方になってからも
何度も行っている)、だけど、その握り方は変わらない。
握っているのを、じっと見てしまう。
型にご飯を軽く詰めて、分量をはかり、型から出したご飯を、空気を含むように
パンパンと音を立てて握っていく。幸せの音ですよ。
夜のお店だから、客とあれこれとたくさんのやり取りはないのだろうけど
注文した時とか、お会計の時とかの、ちょっとした会話の時に見せてくれる
スタッフの方たちの優しい笑顔には、ほっとさせられる。
日本人の大好きなおにぎり。
それを商売にして、これだけ多くの人に愛されている「おむすび村」
遠く離れている私も、ファンの1人。