流行りものに飛びつく人たち

ken-vespa

2018年11月05日 11:01

健康に関しての情報番組やら、本やらが大流行。
テレビ欄で健康に関する食べ物やら飲み物やらの情報が流れると
どっと飛びついて買い求める人の多いこと。

放送する側は情報を提供しただけなので、その後は受け取り側の選択で責任。

その番組で、医者が出てきて、こんな効果が認められたから
この食品は取るといいよ、なんて言おうもんなら
その後から、言われた食品の注文・購入が押し寄せる。

先日は、年配の人には「カニかま」が手軽に身体に良い、なんていう
情報番組があった。見ていたけどね。ああ、少しの間、違った意味で
「カニかま」ブームがくるんだろうな、と。

案の定、その後から、スーパーで、いつもはちょこっと販売していた「カニかま」が
メインの場所に移動されて、ポップが書かれて売り出されていたりして、げんなり。
商売だもんね。健康に良い、って言われれば結びつけて売らなければ。

先日、新聞の読者投書欄で、下記の記事を読んだ。



スーパーに20年お勤めされている方からの投書。
情報番組などで、紹介されても、続かないもんだから。

私のところで扱っている食品も、情報番組で紹介されても
続いている人なんて、ほとんどいない。
だいたい1回食べて、飲んだくらいで止めてしまう一見さん。

紹介された食品は、健康に役立つものかもしれない。
けど、続けなきゃね。1回2回食べて、飲んだりしたくらいで、効くもんか。

継続してきた人たちを調べて、統計をとって、そうしたら、この食品にこんな効果が
あったんだ、と発表の場が情報番組なんだから、その俎上にものっていない人たちが
今日明日、始めたところで、健康状況に変化なんかないわけですよ。

新聞に投書された方が言われているけど、多くの人たちは、
いつから情報を鵜呑みにして、流されるようになってしまったんだろう。

情報が多い世の中だから、自分で選択して、自己責任。
だけど、まったく効かないけど!って文句を言ってくる人がいるのも事実である。


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